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ドコモ光のおすすめプロバイダは?プロが教える失敗しない選び方

最終更新 2017年8月31日

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ドコモ光といえば、ドコモユーザーが格安で使える光ネット回線だ

ITエンジニアという職業柄か、最近このドコモ光について「おすすめのプロバイダは?」と聞かれることがとても多い

確かにドコモ光のプロバイダは数がめちゃくちゃ多く、悩むポイントになるかもしれない。選択肢が多いというのは一見して良いことのように思えるけど、あまりにも多すぎる選択肢というのはかえって僕達に混乱を招くことがある

今回の記事では我々ユーザーが選ぶべき「ドコモ光のおすすめプロバイダ」をプロがユーザー目線でアドバイスできればと思う

記事の前半はプロバイダ選びのための基礎知識が延々と書いてあるので、「プロが選ぶ」と題して僕がおすすめするプロバイダの順番(ランキング)の結果だけを知りたい方は下までスクロールして飛ばすといい

ドコモ光で選択可能なプロバイダは全部で25社

まず、ドコモ光で選択可能なプロバイダは現在全部で25社が存在する。その一覧はNTTドコモのサイトから確認できるけど、抜粋すると以下の通りとなっている

プロバイダ一覧 | ドコモ光 | NTTドコモ

タイプA(月額4,000円)全18社

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ドコモnet、ぷらら、So-net、GMO

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andlin、excite、Tigers-net.com、U-Pa!

 

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BIGLOBE、DTI、エディオンネット、SYNAPE

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TikiTiki、楽天、@ネスク、01光コアラ

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 Ic-net、hi-ho

タイプB(月額4,200円)全7社

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@T COM、OCN、@nifty、TNC

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AsahiNet、WAKWAK、@ちゃんぷるネット

以上、25社だ

知名度や人気だけでプロバイダを選ぶと必ず失敗する

まず最初に、「みんなが選んでいる人気のプロバイダを選べば間違いない」と思っている方は知っておかなければならない事実がある。それは、

こと「プロバイダサービス」というものに限って知名度や人気だけで選ぶと必ず失敗する

といいことだ

この理由はちょっと考えればすぐに分かることなのだけど、気になる方はこのまま読み進めてください

そもそもプロバイダとは

そもそもプロバイダとは、インターネットの世界に繋がる扉を開いてくれる「門番」のような役割を持つ会社のことをいう

もしプロバイダと契約しないと、そのインターネットの扉手前で文字通り「門前払い」をされてしまう

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だからふつうは回線とセットでプロバイダのネット契約も同時にするし、家のルーター機器にはプロバイダから払い出された利用者IDを設定することになる

つまり、「NTT(ドコモ)との回線契約」+「プロバイダとのネット契約」の2つの契約が必要なのだ

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プロバイダにも良し悪しがある

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さきほどプロバイダはインターネットの門番と例えたけど、どのプロバイダと契約しようが「インターネット」と呼ばれる世界は一つしかないし、どのプロバイダを選んでもインターネットにはちゃんとアクセスできる

これはちょうど「東京ドーム」という場所に複数の扉が存在するのと構図が似ていると思う

数ある扉の中からどれをくぐっても結果的には東京ドームという舞台に入れるよね。この例だと扉の前でチケットもぎりをしているスタッフさんがプロバイダという見方ができる

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さて、どのプロバイダでもインターネットに接続できるとなれば、

  • みんなが選ぶ人気のプロバイダ
  • 一度は名前を聞いたことのあるプロバイダ

を選びたくなる気持ちはよく分かる

けど、それだけではいけない

人気度(シェア率)が高いプロバイダはネット回線が混雑して遅くなる

人気度が高いプロバイダというのはつまり、インターネットに繋がる扉が多くのネット利用者で混雑しているということだ

東京ドームで複数ある扉からわざわざ行列が出来ている扉を選んで入場したい人はいないと思うけど、その理屈はプロバイダ選びにもそのまま当てはめることができる

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インターネットに繋がる扉のことは専門用語で網終端装置(以下、POI)というけれど、プロバイダ各社はこのPOIを自力では設備増強できないため、この混雑を解消する手段は現状v6プラス系技術(後述)以外にはない*1

現在のプロバイダの人気(シェア率)No.1は旧電電公社の顧客基盤を受け継いでいるOCNだけど、加入者数が多いプロバイダはそれだけ混雑しやすい環境が整っているといえる

ブロードバンド回線事業者の加入件数調査

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それに加えてOCNなどは月額料金が他社より200円高いタイプBに該当するプロバイダなので、「名前を聞いたことがある」という理由だけでプロバイダを選びをするのはちょっと考えものだ

プロバイダ選びは「月額料金」と「速度」の2つが決め手となる

以上のことを踏まえてドコモ光のプロバイダを選ぶ際の決め手は、

  • 月額料金
  • 速度

の2点となるだろう

ドコモの公式サイトがまとめてくれている「メールアドレスの個数」や「セキュリティサービス」なんてどこもたいして差がないから比較してもあまりしょうがない。ドコモだけにね(?)

ドコモ光 対応プロバイダ一覧(PDF)

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  • 「Gmailなどのフリーメールアドレスは意地でも使いたくないけど、プロバイダドメインのアドレスは複数個欲しい」
  • 「セキュリティ対策はプロバイダにお任せすればバッチリなはず」

なんて考える人が世間一般にどれぐらいいるのか分からないけど、どうしても気になる人はドコモが作ってくれた上の表で比較すればいいだろう

 【月額料金】料金が安いタイプAのプロバイダを選ぶべき(月額4,000円)

さて、まずは月額料金の観点からプロバイダを比較する必要がある

ドコモ光のプロバイダにはタイプAとタイプBという料金プランの種別がある

タイプAは月額4,000円、タイプBは月額4,200円で、それぞれの料金プランで選べるプロバイダが異なる

タイプAの方が安いので、当然タイプAのプロバイダから選択するのがおすすめ

タイプAとタイプBの違い

「タイプAよりタイプBが高いのはきっとなにか特別な価値があるからに違いない」と思う人はいると思うけど、残念ながら違いはない

ただ200円の料金格差がそこにはあるのみで、僕たちユーザーが得られるメリットや負うべきデメリットはタイプAとタイプBとの間になにも差が無いのが現状だ

ちなみにドコモ光の窓口へタイプAとタイプBの違いを問い合わせても、「選べるプロバイダが違います」という判を押したような回答しか返ってこないので考えるだけ無駄である

この謎めいた料金設定の理由は、「光コラボレーション」という回線サービスの卸売り契約形態で

  • プロバイダ
  • ドコモ
  • NTT東西

の各社が損をしない"三方良し"の採算ラインを設定したからではないかと僕は推測している(※内部事情に詳しい方がいらっしゃったら教えてほしいです)

僕たちユーザーとしてはそんな採算ラインのことは正直知ったことではないので、安心してタイプAのプロバイダから1つを選べばいい

【速度】高速なv6プラス系技術に対応したプロバイダを選ぶべき(最大1Gbps)

次に「速さ」の観点からプロバイダを比較していく必要がある

先ほども触れたけどプロバイダサービスというのはネット利用者による回線混雑との戦い

なにも考えずに「名前を聞いたことのあるプロバイダだから」という理由で利用者で混み合うプロバイダを選択すると、酷い低速に見舞われることになるだろう

ただ実はこの回線混雑という問題は規模の大小はあれどのようなプロバイダでも発生しうるもので、今混雑していないプロバイダでも将来的には混雑しないという保証はない

なので、この混雑の問題を将来にわたって回避する仕組みが僕たちには必要だ。そして2017年現在のトレンドは、ネット業界では有名なテクノロジーのひとつv6プラス系技術で回避する方法がある

v6プラスでネット回線が安定して高速になる理由は以下の記事にまとめているので詳細はこちらを見てほしい

akogare.hatenablog.com

akogare.hatenablog.com

v6プラス系技術対応のプロバイダ一覧

低額な月額料金のタイプAに該当するプロバイダの中で、v6プラス系技術に対応したプロバイダは実はそんなに多くない。なんと以下の3社だけだ

  • GMO
  • So-net
  • ビッグローブ

いずれも全国区のプロバイダなので在住エリアに関わらず誰でも申し込めるのが三社に共通した特徴だろう

【本編】プロが選ぶおすすめプロバイダランキング

上記までにあげた「月額料金」「速度」の観点を踏まえて僕がおすすめするプロバイダの順番は以下の通りだ

1位 GMO(タイプA)

たぶんどのサイトを調べてもこのプロバイダを1番に勧めているはずだ。僕自身もこのプロバイダが一番優れていると思う

その理由は3つあって、以下の通りだ

  • 月額料金がタイプAで安い
  • 回線速度がv6プラス対応で速い
  • 無料のレンタルルーター付き(自前のルーターが購入不要)

特に最後のレンタルルーターについては市場価格にして15,000円もする機種(WXR-1750DHP2)を無料でレンタルできるので、ぶっちゃけこのプロバイダを選ばない理由はほとんどないと思う

そしてこのルーターにはネット接続のために必要な設定(IPv6 IPoE設定)がすでに施された状態でGMOから出荷されるので、届いたルーターを自分のパソコンと繋げるだけですぐにネット接続が利用できるというメリットもある

強いてデメリットを上げるなら30ヶ月の最低利用期間(29ヶ月以内の解約時に10,800円)が設定されていることだけど、それでも自分でルーターを購入した場合と比較するとコストが断然低い

2位でおすすめしているビッグローブでもルーターのレンタル料が月500円かかる点を考えると、無料のレンタルルーターはかなり優秀な特典であることは分かるだろう(ただしあちらはNEC製のルーターなので、NECブランド好きにとっては一応差別化はされている)

IPv6対応!高性能無線Wi-Fiルーターが0円で使える!【GMOとくとくBBのドコモ光】

2位 ビッグローブ(タイプA)

次点でおすすめするビッグローブもv6プラス系技術として自社VNE施設を利用した「IPv6オプション」を提供しているため、回線速度の速さについては申し分ない

高速接続サービス(IPv6接続)のご案内

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また、タイプAに該当するプロバイダなので毎月の月額料金も安いという点が評価できるとして第2位としてみた。

ただし、GMOと異なりレンタルルーターの有料(500円)で解約手数料も1,300円かかる

IPv6オプションのご案内

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レンタルルーターはNEC製の非売品(Aterm WG1810HP)ではあるが2年もレンタルすれば自分でルーターを買った方が元が取れる割高なレンタル料なので、GMOの次点としてみた

3位 So-net(タイプA)

So-netもビッグローブと同様に

  • 月額料金がタイプAで安い
  • 回線速度がv6プラス系技術対応(transix)で速い

ため、ランキング上位の評価としてみた

ビッグローブより順位が低い第3位にした理由としては以下の通りだ

  • v6プラス系技術(transix)サポートの公式な表明がない
    →「公表していないけど実は使える」という状態なので、接続トラブル時はすべて自己責任となる
  • (無料、有償ともに)レンタルルーターのサービスが無い

正直So-netのプロバイダサービスを使うなら同社が提供するNURO回線(プロバイダ含む)のサービスを使ったほうが2Gbpsの爆速が楽しめるため個人的にはそっちがおすすめだ

NURO 光 今なら30000円キャッシュバック!

ただしNURO光はドコモ光のようなドコモスマートフォンとのセット割が存在しないので、純粋に「速さのみ」を追求しスマホ料金とのトータルコストパフォーマンスを重視しない場合に選ぶといいだろう 

*1:プロバイダの一存ではPOIは設備強化できず、回線資産を所有するNTT東西が認可しないと設備強化できないルールなのだ