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踊るびあほりっく

―マイルとブラックカードに夢をみる。―

【実践編】マイナンバーカードを使った確定申告(e-tax)のやりかた

Google AdSenseによる紹介報酬の雑所得や、ふるさと納税による寄付金控除など、一般のサラリーマンでも様々な事由により確定申告をする機会が増えていると思います。

今回の記事は確定申告方法の解説になります。2016年1月から全国的に交付が始まったマイナンバーカード(個人番号カード)を利用した確定申告方法です。今年自分が実施したe-taxによる確定申告の手順を、以下で画面キャプチャを交えながら解説していきます。今年の私の申告事由は以下の4つです。

  1. 医療費控除
  2. 寄付金控除
  3. 雑所得
  4. 譲渡損失繰越(株式)

不要な申告事由は読み飛ばして、参考になる部分を読んで頂ければ幸いです。

 

Step0:事前準備編(用意するもの)

e-taxの操作手順に入る前に、事前準備として用意するものを整理しましょう。

個人番号カード(マイナンバーカード)の用意

「個人番号カード(以下、マイナンバーカード)とは、これまでe-taxに必要だった住民基本台帳カード(住基カード)に代わる、ICチップ付きのプラスチック製カードです。

このマイナンバーカードと似て非なるものとして、2015年10月から全世帯に発送された緑色の紙製カード、「通知カード」というものがあります。

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△これは通知カード。これじゃe-taxは出来ません。

この「通知カード」は放っておいても国から自動的に送りつけられてくるものでしたが、マイナンバーカードを入手するためには地方公共団体情報システム機構(J-LIS)に対してカードの交付申請を実施し、市区町村の役所窓口へ自分で受け取りに行く必要があります。じっと待っていても家には届きませんので注意してください。ちなみにこの役所での受け取りの際、通知カードはマイナンバーカードと引き換えに回収されてしまいます(もし持っていれば住基カードも)。

有効期間内の住基カードがない場合、マイナンバーカードはe-taxに必要不可欠なものとなりますので、まだ交付を受けていない方は以下のリンク(J-LIS)から交付申請をしてマイナンバーカードを準備してください。

https://net.kojinbango-card.go.jp(J-LIS HPへ移動)

ICカードリーダーの用意

マイナンバーカードの納税者情報を読み取るためのICカードリーダーが必要となります。

e-taxで使用可能なICカードリーダーには、非接触型(カー ドタッチ式)と接触型(カード差し込み式)の2種類があります。もしまだICカードリーダーを持っていない方は、以下の機種(タッチ型)が安くてお勧めです。本記事でもこの機種を前提にe-taxの解説をします。

 その他のICカードリーダーを用意しても構いませんが、e-taxをはじめとした公的個人認証サービスに対応していないICカードリーダーも多いため、間違ってそうしたものを買わないようにしましょう。

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Step1:利用者番号取得

電子確定申告(e-tax)の場合、納税者を特定する「利用者番号」というものが必要となります。利用者番号は以下のリンクから取得が可能です。

https://kaishi.e-tax.nta.go.jp/SU_APP/lnk/kaishiShinkiKojin (国税庁HPへ移動)

もしすでに利用者番号を取得している方は、Step2からの操作でOKです。また、もし

  • 利用者番号をを忘れてしまった または
  • 利用者番号は分かるがパスワードを忘れてしまった

といった方は、このstep1による利用者番号の再作成は行わずに、こちらから利用者番号の照会依頼(国税庁HPへ移動)をしてください。この際、ブラウザはIE(Internet Explorer)でアクセスしてください。※「ブラウザ」が何か分からない人は、おそらくIEを使っているはずです。

利用者番号取得の操作自体は特に難しくないので、入力にツマヅキそうなところだけ補足します。

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ツマヅキポイント①:暗証番号の入力

暗証番号は、e-taxの受付システムへログインするために必要なパスワード(英数字)です。自分で決めます。忘れないように。

ツマヅキポイント②:納税用確認番号の入力

納税者確認番号は、e-taxにより電子申請をするために必要なパスワード(数字6桁j)です。自分で決めます。忘れないように。

ツマヅキポイント③:整理番号の入力

整理番号は、税務署側が一方的に決めている番号です。原則としてこちらでの入力は不要です。

Step2:ICカードリーダの接続

ICカードリーダをパソコンに接続します。上記で紹介するICカードリーダ(RC-S380)はパソコンにUSBケーブル接続しただけで自動的にドライバがインストールされ使用可能となるタイプとなりますので、サクッと接続してもらって大丈夫です。

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Step3:事前準備セットアップ

いったいいくつ事前準備があるんでしょうね…。笑 このあたりがe-taxの煩雑さを招いていると思います。再度、国税庁HPに移動します。例によってブラウザはIEでアクセスしてください。

https://www.keisan.nta.go.jp/h27/ta_top.htm(国税庁HPへ)

すると下のような画面が表示されるはずなので、「作成開始」ボタンをクリックします。

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次に、左側の「e-tax」をクリックします。

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右側の「書面提出」は、申告書書類を作成するまでは手続きは一緒ですが、電子送信という最後の最後の手順が省略され、自分で申告書書類を紙印刷してを税務署まで提出しに行くやり方です。 

 

「事前準備セットアップファイルのダウンロードはこちら」をクリックします。

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ブラウザを終了(閉じる)し、ダウンロードされた実行ファイル(jizen_setup.exe)をダブルクリックして起動すると、以下のような画面が表示されます。

もう難しいこと考えずに、「インストール」「はい」「次へ」「OK」「完了」等を押せば大丈夫です。初期設定値(デフォルト)から変更する必要は基本的に必要ありません。

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Step4:e-tax手続き開始

先ほどのe-tax開始画面に戻り、「平成XX年分事前準備セットアップは正常に適用されています。」との表示がされ、事前準備セットアップが完了しているとを確認します。

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いよいよe-tax手続きを開始します。 「入力終了ボタン」をクリックすると次の画面が表示されるため、左の「利用者識別番号をお持ちの方」をクリックします。

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利用者識別番号と設定した暗証番号を入力します。「電子証明書の登録、再登録を行う」は、マイナンバーカードを取得したばかりで記載内容に変更がなければチェックを付ける必要はありません。

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利用者識別番号を取得したばかりなので、「申告書等の作成を行う」にチェックを付けます。入力が終わったら「次へ」ボタンをクリックします。

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作成する申告書等の選択では、「所得税コーナーへ」をクリックします。(事業所得の人を持つ人は青色申告ですが、ここでは解説しません。

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入力方法の選択画面では、「左記以外の所得がある方(すべての所得対応)」のほうの「作成開始」ボタンをクリックします。

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単に①医療費控除や②寄付金控除の申告をするだけであれば、左側の「給与・年金の方」の方でもいいのですが、今回は③雑所得、④譲渡損失繰越(株式)の事由があるため、こちらを選択します。

e-taxによる申告をするか、紙での印刷をするか聞かれます(えっ、また?)。今回はe-taxによる申告をするので上の方を選択します。

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生年月日を入力して、「入力終了(次へ)」ボタンをクリックします。

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「以前の入力画面で申告書を作成する」のチェックはオフにしてください。次のページでごちゃごちゃして分かりづらい画面が出てしまいます。

Step5:給与所得の入力

ようやくこの画面につきました。まずは給与所得から入力します。

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すると以下のような画面が表示されます。お勤めの会社からもらえる源泉徴収票のフォーマットにそっくりなので、入力困ることは無いと思います。コツコツ入力します。

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 入力が終わると、画面下の方に源泉徴収票の内容の一部が自動的に入力されています。確認したら「入力終了(次へ)」ボタンをクリックして、給与所得の入力を終えます。

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Step6:雑所得の入力

ハピタスや ポイントタウン等で獲得した収入をします。雑所得の「その他」から入力を行います。

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ポイント収入を得た会社の名前を記入します。例えばポイントタウンであれば、以下のような例になると思います。ポイント収入を得た会社に応じて読み替えてください。

種目:広告収入(例)

名称:GMOメディア株式会社(例)

場所:東京都渋谷区桜丘町36番1号(例)

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私は年金受給を受けていないので、そのまま入力を終了します。

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Step7:譲渡損失繰越の入力

私は2年前に出してしまった株式の譲渡損失があり、今年以降の運用益との相殺を行うため、譲渡損失の繰り越しを行います(譲渡損失は3年後まで譲渡益と相殺できます)。「株式等の譲渡所得等」から入力を行います。

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「前年から繰り越された上場株式等に係る譲渡損失の金額がありますか」の問いに"はい"を選択し、次に進みます。

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過去分の損失繰越額を入力し、「入力終了(次へ)」をクリックします。計算結果の確認をして、終了します。

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Step8:医療費控除の入力

所得の入力を終え控除の入力を始めるために、「収入金額・所得金額入力」画面下部の「入力終了(次へ)」をクリックします。

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「所得控除入力」の画面から、「医療費控除」をクリックします。

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1件ずつ医療費を入力します。これが結構めんどくさい・・・。入力が終わったら次へ。

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 医療費控除の計算結果を確認して終了します。

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Step9:寄付金控除(ふるさと納税)の入力

ふるさと納税の寄付金控除は、そのまま「寄付金控除」をクリックします。

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寄付した年月を入力し、寄付金の種類は「都道府県、市区町村に対する寄附金(ふるさと納税など)」を選択します。

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寄付金控除額の入力が完了したら、「入力終了(次へ)」ボタンをクリックします。

step10:e-tax送信

所得控除の入力画面を終えます。

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税額控除の画面もスキップ(入力終了)します。所得控除と税額控除って、微妙にわかりづらいですよね...。今度また記事にしたいと思います。

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計算確認結果画面にて、税金が還付されるのか、税金を追納する必要があるのかの結果が表示されます。私の場合は医療費がかなりかさんでいたので還付されることになりました(すべては入院中の差額ベット代(保険適用外)のせい。。。今度差額ベット代の仕組みでも記事で書いてみます)。

金額を確認したら、次の「住民税等入力」の画面に進みます

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さきほど所得税の画面で雑所得を入力したひとは、「住民税・事業税に関する事項」をクリックします。

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納税が面倒なので。「給与から差し引き」を選択します。会社に副収入(=給与所得以外の収入)を知られたくない場合は、「給与から差し引き」だと源泉徴収額が不自然に増えてしまうため、「自分で納税」を選択します。

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 利用者識別番号を入力して、次の画面へ進みます。

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 いよいよ最後の画面となりました。認証局サービス名のプルダウンメニューから「公的個人認証サービス(番号カード)」を選択して「次へ」ボタンをクリックし、申告書情報を送信しておしまいです。おつかれさまでした。

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まとめ

マイナンバーカードでのe-tax、いかがでしたでしょうか。事前準備がやたら長かったですが、事前準備すら終わってしまえば意外と操作は簡単ですし、税務署でうんざりする時間並ぶよりずっと思います。画面キャプチャ等分かりにくいところは毎年更新していきます。

※分かりにくい箇所、ご操作を誘発する箇所は指摘してもらえると助かります。

とまあここまで頑張ってキャプチャまで取って頑張ったものの、マイナンバーカードとICカードリーダーは平成28年分からe-taxには必須ではなくなるとか(総務省)。まあどうせ運用開始時期は遅れるんだろうけど。

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